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2011年1月26日 (水)

『天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー エピックON銀幕』

ネタバレ多数。感想・・・のようなもの。



劇場公開3作目、瓢箪から駒な恒例化2シーズン目。
何かと「心得て」作られてて、まあ大きく外すことはまずない、
お気楽に楽しめるシリーズです。
自分の好きなキャラの活躍度とか、新旧の絡み方の好き々々とか、
気になるのはそんなところぐらいなんじゃないでしょか。

ただ今回は、『シンケンジャー』がここ数年の戦隊ではちょっと飛びぬけて
人気作だったんで、『シンケンジャー』ファン・・・というか、殿・松坂桃李くんファンは
少々物足りなく感じるかもですね。
家臣全員と再会する間もなく敵の手に落ちて、長時間無意識(外道シンケンレッド)
状態だったし、後輩レッドのアラタとの絡みも多い方ではなかったし。
でもVSって基本現役戦隊・現役レッドが主役(あ、尤も劇場にかかるようになる前は
「現役」って言っても世に出るのは番組終わってからだったか)
なんで、ああいうもの。
(憶測ですが、松坂さんのスケジュールの関係もあったかも?)

私も『シンケンジャー』には嵌ったし、殿も大好きですけど、アラタも好きだし、
戦隊ファン、レッド好きとして、先輩戦隊、先輩レッドとの対比によって
現役のアラタの魅力が強く押し出されてたのは良かったと思いました。
「VS」はいつもそうですけどね。

いつもそうと言えば、両戦隊が一旦反目する展開を作るのに、多少強引なというか、
若干不自然な部分があったりするのもそうだったりしますよね(^_^;)。
あれだけ成長してたハズの先輩戦隊が、妙に大人気なくもめたり。
今回は、レッド同士がまずケンカにならない2人だったので、流ノ介と千明が
その役回りでした。

(当たり前ですが)レッド同士がどういうタイプかでストーリーが決まってくるワケで、
やっぱりそこが面白い。
どっちかのレッドが直情型だとケンカさせやすいけど、両方違うとそういう話にならない。
丈瑠は無愛想ぶりと遠慮会釈ない物言いで人を怒らせることはあっても、
自分からつっかかることはないし(ヤなヤツだな(笑))、アラタは何を言われても
暖簾に腕押しぬかに釘。
ケンカにならない2人と言えば、ボウケンレッド・チーフとゲキレッド・ジャンも、
オトナなチーフと元気者だけど性格が穏やかなジャンとで反目しそうになく、
チーフが悪側に寝返ったフリをするという形での対決でしたね。
今回も片方敵に操られてのレッド同士の対決ってことで、似たパターンですね。

そんなレッド同士の立ち位置から動いていくストーリー。
いつもながらの趣向を凝らしたメンバー同士の絡みも楽しく、
薫姫のイイところも見られたし(でも丈瑠が照れながら「母上」って呼ぶのとかも
見たかったなあ)、アクションのコラボも面白く・・・だけどもうちょっと観たい、
こういうところも見たかった、っていう、「ちょい足りない感」(なにしろ先輩戦隊は
これで本当に見納め)が残るのもまた「VS」の常だったりします。


そんなカンジで本筋を楽しみつつ、思いのほか心を射抜かれたのが
次期戦隊ゴーカイジャー登場のシーン。
前回のゴセイジャーの時は、ホントに顔見世程度、祭に軽く花を添えました、
くらいの印象でしたが、今回はより新戦隊への興味と期待値をそそるシーンに
進化したという感じ。・・・・・また引っ張るのが上手くなったなと。(^_^;)

・・・・・しかし、そのゴーカイジャーのデビュー戦で、遂にシタリさんが三途の川の
向こうへ渡ることになっちゃったのはショックだったなー。
ああこれで本当にシンケンジャーは終わったんだと。
なんとなく、シタリさんが生き残ってれば、また侍たちにも会えるんじゃないか、
みたいなそんな気が・・・妄想が(笑)、ありましたからね~。



エンディング後、5月公開の、戦隊35作記念作品の予告が入るかな、
と思ったら無かった。
ライダーだったら絶対入れてくるところでしょうけど。

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