文化・芸術

2009年7月26日 (日)

トイレットペーパーの高さ

日本列島が日食で盛り上がる中、週一の買出しをサクサク済ませ、
昼下がりにバスで一路東京へ。
池袋でお芝居観てきました。

劇団たいしゅう小説家第 15 回公演
「SHURABA」 東京芸術劇場小ホール 2



初めて来た劇場。なかなかオシャレな建物でした。
トイレ入ったら便器が黒いんだもの!(笑)
(インパクトでは浅草う○こビルの黄金便器には負けるけど・笑)
トイレがキレイで個室の数が多い施設はそれだけで評価大です( ̄v ̄)
もう大好きですよ。トイレが良い建物♪

それはともかく、200数十席の小ホールでのお芝居は、文字通りの「修羅場」が
展開されながら、一人の女性の壮絶な人生と生き様、愛が明かされていく、
というカンジの、ちょっと大人なお話で、なかなか面白かったデス

富田翔さんの悪党ホスト、結構似合ってて、また美声も堪能できました。
中村知世ちゃんは主人公の死んだ妻・・・の少女(高校生)時代を
セーラー服姿で可憐に演じ、それはそれはカワユかったです
可憐なだけでなく、大鶴義丹さんにヒドイことをされる(もちろん役で・笑)シーンなども
なかなかドキドキさせてもらいました。
主演のIZAMさんは気持ちの優しい影の薄いダンナの役で、影が薄かったです。
ええ、もちろん役で。(笑)
ナチュラルな雰囲気で、「平凡な男」のような役も合うんだな~と思いました。
あと、今まで名前を知らなかった人ばかりでしたが、若手の役者さんたちが
思いの外面白くて良かったです。
(客層はその方々のファンの人と思われる若い女性が多かったですが^_^;)


一泊して翌朝バスで帰宅~出勤。
そしてまたその翌日バスで上京。今度は社長と共に出張。
恵比寿の会場で目的の展示会を昼過ぎには見終え、
社長の強い意向と私の密かな願望により、一路台場へ。
アラフォー上司&部下の向かうは・・・


ええ、そうですとも!!(笑)
  ↓  ↓  ↓
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あいにくの天気でしたが、曇天もまた似合います
一見の価値は確かにありますよ~(^0^)
あいにくの天気といえば、これから観に行く人は、天気が悪い時はご注意。
ガンダムの周り、めっちゃぬかるんでます

恵比寿から台場って電車1本で行けるんですね。知らんかった。
(とにかく、台場=遠いというイメージが・・・;;)
しかし、東京テレポート駅のトイレ、トイレットペーパーの位置がちょい高すぎ;。
軽く難儀しました(←トイレにうるさいおばはん(笑))

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2009年5月 5日 (火)

観劇終了

4/28に『三文オペラ』、2度目の観劇をして参りました。
ワタシ的には、前回に比べて、だいぶ色々なことが“腑に落ちた”カンジです。
作品のメッセージを自分なりに理解できた気がします。
やっぱり一度じゃ解らないのだろうか
・・・とは言っても、リピートするには厳しい金額ですよね(苦笑)
S席で2回観るのも結構悩んで決めたですよ。チケット申し込み、退院直後だったし(^_^;)

一度目に観た時は、いつもの閣下の延長上に役があったように感じたけど、
二度目でちょっと印象変わりました。役との一体感がより深くなったような。
今までの演劇への出演では、悪でも善でも、どうしてもややファンタジー色の強い
役柄が(容姿の事情で・笑)ほとんどだったと思うんですが、
今回は、社会の最下層で生きる人々を牛耳る、したたかで泥臭い生命力に溢れた、
「King of 底辺」ピーチャム社長として舞台上に存在されてたな~と。
席が下手前方ブロック通路側だったんで、なかなか美味しい思いを
させて頂きましたv(^_^)v どういう顔してたらいいのか若干困りましたが(笑)。

閣下以外のキャストさんでは、秋山菜津子さんが特に印象に残りました。
歌もお芝居も素敵だったな~。
米良さんの幕間のトークがまたナイスでした
三上さんは、鬼気迫る迫力ある演技なんですが、逆にこの方ならこれくらいは
なさるだろうという、変な想定の範囲内で驚かなかったりして
三上さんと言えば、久々に『孔雀王』が観たくなった(懐)
昔ビデオがあったと思うんだけど、処分しちゃったかしら・・・;;
・・・自分の中での三上さんの代表作がソレってどーなのよ(笑;)

招待席(?)には中村勘三郎さんや蜷川幸雄さんのお姿も。
白井晃さんもいらしてたなー。
 (余談ですが、自分この方のお名前、ずっと「しらい こう」さんだと思ってました;。
 何かで見てか聞いてか、「あ、“あきら”じゃなくて“こう”なんだ」と思って。
 何かのメディアで間違って読んだのを信じてたのかなあ;;)


その蜷川氏も白井氏も演出されている『三文オペラ』、名作の誉れ高い(らしい)
この戯曲の、初めての観劇体験が今回の宮本氏の演出というのはどうなんだろう?;
とも思いましたが(^_^;)、どうも演出家ごとにかなり違って幅のあるお芝居らしく、
どれが基準というのもなさそうなので、ま、いいのかな、と。
だいたい『ハムレット』だって『ロックオペラ ハムレット』しか観たことないじゃん(笑)

大阪公演の成功もお祈りいたします(^人^)

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2009年4月21日 (火)

三文と鴉(長文だよーん)

改めまして。

去る4/15、『音楽劇「三文オペラ」』(@シアターコクーン)のマチネ、
『D-BOYS STAGE vol.3 鴉〜KARASU〜04』(@青山劇場)のソワレ・・・
2本の舞台を観て参りまして。

もっぱら出演者目当てでの観劇であります。
『三文』にはデーモン閣下が、そしてD-BOYSにはヒーロー番組出演者が
多数在籍するということで、高尚な趣味的理由など全く無く(笑)、
ゆえにこういう組み合わせならではの楽しみ方ができたかも。

『三文~』は演出が宮本亜門氏。
舞台装置や道具類など、“驚かせポイント”が満載で、役者さんが「落ちないか」とか
「コケないか」とか、ストーリーとは全く関係ないトコロでハラハラしました(笑)。
タイトルだけは聞き覚えがあるものの、内容は全く・・・だった『三文オペラ』。
いわゆる「善人」は全く出てこない、と言っていいようなお話で、騙し、罵り、脅し、乞う、
人間の醜い部分を・・・というか、醜さだけで出来ているのが人間だとでも言うような。
ただ命永らえるためだけに生きる・・・そんな虚しさ。
はたまた、そうまでして生きていたいという人間の逞しさ、図々しさ。
答えが用意された物語ではなく、かなりばっさりと幕が下ろされ、問いかけだけを
ばーんと投げつけられたようにして終わる・・・・・そんな印象の舞台です。


方や、『D-BOYS STAGE~』はというと、こちらはそもそも趣旨が全く違います。
若手俳優集団D-BOYS。
役者として発展途上の、若さと熱の弾ける男のコ達の、個々の、
あるいはチームとしての、「輝きを見せるため」の舞台です。

幕末、仙台藩士・細谷直英が率い、官軍と戦った「衝撃隊」、別名「鴉組」の
実話を下敷きにした、いわゆる幕末青春群像劇的なお話。
こっちは逆に、敵・味方はあるけど、“悪人”はほぼ出てきません。
黒装束のメインキャストの華麗な殺陣で始まり、劇中にもそれぞれきちんと見せ場が
作られてます。(隊長、副隊長以外の鴉組隊士は農民や木こり出身だったりするので、
“華麗な殺陣”はオープニングだけ、というキャストもいたりするんですが^_^;)

役者の、現在持てる実力と魅力を最大限に引き出し、それぞれをカッコ良く、
魅力的に見せ、また、昨年の『D-BOYS STAGE vol.2 ラストゲーム』とも同様、
時代の波に翻弄されながらも、自分の道を全力で生きる若者の姿に、
俳優道に掛けるメンバー自身の熱さを重ねて見せる・・・というのが、
この舞台のもっぱらの醍醐味。

方や『三文オペラ』。こっちはどっちかというと、役者はあくまで舞台を構成するための、
演出家の駒といったカンジ。
もちろん皆さん魅力的な方ばかりなんですが、役者さんの魅力を
見せるのではなく、お芝居を構成するために役者の魅力を使う、みたいな。

そういう、趣旨の違いを感じました。良し悪しじゃなく。

で、これだけ「違う」2本のお芝居なんですが、不思議と共通するものを
感じたりもしたり。
それは、どっちも生きるのに精一杯な社会背景や時代の中で、
正義も悪もなく混沌としているというところ。
社会の底辺で、ただ生き永らえるためだけに手を汚し、体を汚す。(三文)
「勝てば官軍」の言葉通り、何が正しいのかは後の世まで解らない。
あるのは、信念に生きるのか、生き延びる道を選ぶのかの選択。(鴉)
生きてる甲斐とか、自分の価値とか、そんなん考える余裕などない社会。
ともすれば、何か意味のある生き方をしなきゃならないという強迫観念に
迫られちゃったりもする、今自分達が居るような社会と、どっちが正常なんだろか、
みたいなことを思わせるという点では、2本とも通じるものがあったかなーと。

『三文オペラ』の方は、この戯曲が名作と言われる所以というのが、なんとなく
理屈では解るんだけど、ぶっちゃけワタシのオツムでは、ピンと来ないというか、
心底合点がいくというところまでは至らず(^_^;)、「楽しめた」けど「面白かった」のか
どうかはよー解らんぞ、というカンジだったんですが、直後に比較対照となるものを
観られたことで、その後かなり咀嚼できたように思いました。
それぞれの芝居の内容とは別の意味での面白味を味わえた日でありました。


さて具体的に演者さん方の印象など少々。(今からかい!!)

『三文~』・・・
米良さんは歌については言うに及びませんが、「喋る」部分での役回りで
とても味わいが活かされていて、またお上手だと思いました。
松田美由紀さん、秋山菜津子さん、明星真由美さんの中堅~ベテラン女優陣が
とても濃くて見応えがあり、好対照に可憐ななっちも負けずに健闘してました。
三上博史さんは流石に色気がありましたね~。
ただ、メイクと髪型のせいで何かの洋画で見た誰かのようではありましたが(^_^;)。
そして閣下、やっぱり歌は格段にクリアに内容が伝わります。
他の役者さんもみんな歌はお上手だったんだけど、役者さんが「歌で表現」するのと、
本業の歌い手が「歌の内容を伝える」のとの違いがあるのかな~と。
お芝居の方は、今回は内面をガーっと表現したり、ジワっと滲ませるような役どころでは
ないので、なんつーか普段見ている閣下とそんなに変わらない印象でしたが(^_^;)、
でも「動き」の部分では、ちょっと見た事がない閣下を見られたように思います。

今回、行ってみないと舞台装置などの関係でどうなるか解らないから、と、
取れたチケットの席表通りの列順かどうか解らない・・・というか、そのへんは
すっかり忘れてたんですが(爆)、行ってみたらなんと2列目。その場でびっくり(^_^;)。
そんな前の方にもかかわらず、舞台を見下ろす形になる高さで、
こういう位置関係でステージを見たことが無かったので、かなり新鮮でした。
(演出の都合上、逆に見辛くなる場面も若干ありますが。)
山田美保子さんのブログによると、後半の公演は演出の変わる部分があるとか。
(もう変わってるのかな?)
終盤もう1回観に行きますので、楽しみにしておきます☆


『鴉〜KARASU〜04』は鈴木裕樹くん主演。細谷十太夫直英役です。
役柄的にもカンパニーの中でも兄貴分的なポジションなのかな、という雰囲気。
ちょっと風格が出てきたカンジです。
きりりと凛々しい顔つきが、めっちゃカッコ良かった。殺陣も鮮やかでした。
今回はそんなに遠い席ではなかったんですが、あんまりカッコ良かったんで
時々オペラグラスでズッキーの顔に見とれてました(笑)。
元・博徒の鴉組隊士役の五十嵐隼士くんはとっても弾けて活き々々してました。
飄々とした独特の雰囲気を持った足立理くん。今回もとって良い味出してました。
この人好きだわワタシ♪
独特の味といえば、柳浩太郎くん、やっぱり独特で面白かったけど、
今回の役に関しては、もうちょっと台詞が聞き取れた方が良かったかも(^^;)。

『~04』・・・そう、秋には同じお芝居を別キャストが演じる『~10』があります。
今回の隼士くんの役は荒木宏文さんが、足立くんの役は瀬戸康史くんが、というように、
どう変化するのか興味深いことこの上ないです。
三上真史さん、碓井将大くん、中村優一くんなども『~10』の方に出るので、
こりゃまた観るっきゃないッスo(^-^)o
秋頃に別の何かがありそうなんで、そっちと被らなきゃいいなーと若干心配だったり(^_^;)

あ、D-BOYSメンバーの「くん」付けか「さん」付けかは、ただなんとなくです。ハイ;


・・・ところで、今更素朴なギモン。
「音楽劇」って「ミュージカル」とは違うのか?;
・・・・・あ、踊りがあるのがミュージカル?
因みに『鴉~』はストレートプレイです。
特に演劇ファンではない自分ですが、その程度の区別なら解ります。(笑)

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2009年1月 4日 (日)

チケット売れました

行けなくなった、舞台『風が強く吹いている』のチケット、オークションで無事買い手がつきました。
“収監中”となる私の代わりに職場の人に発送をお願いしてあります。

箱根駅伝を描いているというこのお芝居、出演は、荒木【理央さま】宏文さん、
高木【レツ】万平くんと、双子の弟・心平くん、黄川田【平成本郷猛】将也さん、
佐藤【ガタック】智仁さん・・・は体調不良で降板(今月からのドラマに出るそうですが、
大丈夫なのかな?)ということで、代役が渋江【威吹鬼】譲二さん、などなど・・・
それに、D-BOYSの和田正人さんや、Studio Lifeの役者さんも気になるし、
私が取っていた回はアフタートークで荒木さん、万平&心平くん、黄川田さん、
和田さんの登場もあり、行けなくなってホンットーーーに残念。

観たかったよ~~~


でも、私の代わりに楽しんできてくれる人が見つかってよかったです。
空席にしちゃうのはしのびないもんね。

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2008年9月30日 (火)

『ココロノカケラ』を観てきました

~avex group The 20th Anniversary~ミュージカル『ココロノカケラ』を観てきました。
うん。まずまず楽しめました。(微妙な言い方^_^;)

降板したYU-KIさんの役は舞台女優さんが、歌は他のキャストが、という形に。
曲は意外にも(?)1/3~1/4程知らないものがあったり。
・・・まあ、嫌いではないけどさほど関心も寄せてはいない系統の音楽なのでね(^_^;)。
鈴木亜美嬢がメチャかわいかったです。華があった。
失礼承知で申し上げますが、昔はもっと息苦しくなるような歌唱力だった覚えがありましたが、
歌、お上手になられたのではないでしょうか。
お芝居もなかなか良かったです。蓮っ葉な女の子を可愛らしく演じてらっしゃいました。
閣下演じる「ダーク」は、役柄上やはり歌う曲目に限りがあり(笑)、歌については少々聴き足りない感がありましたが(間違いなくキャスト中歌唱力はトップだと思うんで、もったいないっちゃーもったいないんですが、お芝居だからアクマでもそれを構成するパーツですからね。)、若いキャストの中で圧倒的な力の象徴として存在感を発揮されておられました。
悪役の美学は散り様にあり、と思うワタシの個人的シュミとしては、もっと・・・ってのはありますが、まあそれはホントに個人的好みのハナシ。

面白いなと思ったのは、たぶん本来ならYU-KI嬢が(“主役”として、という意味で)華々しく演じるはずだった主人公カノコを、YU-KIさんのような知名度はない女優さんが演じることで、意図的なものも含めたそのビジュアルの地味さもあいまって、誰でもあり、誰でもない“彼女”として不思議な感慨を起こさせる結果になっていたのでは、ということ。
「カノコは貴女かもしれないよ」的なメッセージも含みつつ・・・。


この公演では、会場売りのパンフレットとかプログラムといったものはなく、Webで好きな写真をチョイスして作る「オシジナルフォトブック」という形のものが販売されるということですが、結構イイお値段ですね(^_^;)。
う~ん、どうしましょうか。悩みます。


そうそう、会場で頂いたチラシの中に、前々から観に行こうと思っていたお芝居のものがありました。
Kaze1

観たい理由はそりゃもうヨコシマなモノですわいな(笑)
Kaze2

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2008年9月 8日 (月)

もやもや相撲界

薬物問題。なんか妙な方向に話がこじれてきてるような・・・(汗)
どこかに何かに、ミスなり嘘なりあると言うのでしょーか。
関わってる全ての人が、知っていること、知らないこと、それぞれのカバンのなかみを
机の上に全部広げて公正な目で検証して頂きたいところです。

「心・技・体」。
そこに日本の美しい「心」の世界があるというなら、
性根据えて見せてください。マジで。

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